こんにちは。にこゆり整骨院です。
今回は『お灸』についてお話しします。
お灸とは、約3000年前に中国で発明され、その後遣隋使や遣唐使によって
日本にもたらされたとされる非常に歴史のある民間療法です。
原料となっているのは「もぐさ」。
もぐさとは、ヨモギの葉の裏にある白い綿毛を精製したものになります。
ヨモギはヨーロッパでは”ハーブの女王”といわれるほどさまざまな効果のある薬草で、
食物繊維、クロロフィル(葉緑素)、ミネラルが豊富で、浄血、増血作用のほか、止血作用もある万能薬です。
この「もぐさ」に火をつけて、体を温め、ツボを刺激するのがお灸です。
お灸の効果としては、鍼と同様に
①鎮痛作用とリラックス効果②血行促進作用と免疫力の活性化などがあります。
➀鎮痛作用とリラックス効果
もぐさの有効成分として注目したいのがシネオールという精油成分です。
ヨモギのほかユーカリにも含まれるもので、強力な消毒・殺菌・鎮静・鎮痛作用などがあります。
お灸をすることによって、この成分が皮膚の表面から内部に浸透していき、
痛みを和らげるなどの効果が期待できます。
ちなみにこの成分はもぐさを燃やした際にでる煙にも含まれており、
しかももぐさの匂いにはリラックス効果もあります。
お灸の効果を高めるためには煙も大切な要素だといえます。
➁血行促進作用と免疫力の活性化
お灸によって体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。
すると細胞が活性化され免疫作用がアップするほか、
リンパの流れが改善されるのでむくみの解消にもつながります。
さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し炎症をやわらげる効果もあります。
またお灸で「経穴(けいけつ)」、いわゆる「ツボ」を刺激する事によって
冷え症や肩こり、腰痛、眼精疲労、むくみ、ストレス、不眠などといった
体のさまざまな症状の改善が期待できると言われています。
12月になり寒さも本格的になって来ました。
日頃のお仕事はもちろん、大掃除などで身体に負担がかかる時期でもあると思います。
お灸をして身体を整えて年末年始を迎えましょう。
ご興味のある方はお気軽に当院にご連絡ください。
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